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ラヴェル 「亡き王女のためのパヴァーヌ」 ピアノ版 その2

こんばんは。

以前紹介した曲であるものの、

内容を書き直したいとずっと思っていたので、

今回、再度、書いてみます。



モールス・ラヴェル の 

    「亡き王女のためのパヴァーヌ(Pavane pour une infante défunte)」



中学生のとき、

この曲のオーケストラ版を初めて聴きました。

鳥肌がたつような感覚に陥ったほど、

すごい曲だ~と感じました。

出だしのホルンのとても柔らかな美しい音色から、

惹きつけられ、その世界に入り込んでしまいます。


正直、この曲、難しいと思います。

ピアノでは、どう演奏したら、いいのか?と・・・

最初に、管弦楽の演奏を聴いてしまったもので、

長年、そちらを聴いた印象で、とらえてました。

管弦楽のほうが、インパクトが強いでしょうか・・・?


それで、

心が元気なとき(明るい気分のとき)、

にぎやかな時を過ごしたときには、

弾いたことがなかったです。

ずっと一人でいるときであったり、

何か悲しいことがあったときであったり、

とても空気がしんとしているときであったり・・・

現実と少し離れたような位置に立っているような感覚のとき、

どう弾くかを、頭で考えることなく、

すうっとこの曲の世界に入り込むような感覚になって、

最後まで、弾く。

たいてい、そんな感じで、弾いていました・・・


ところが、

作曲家のラヴェル自身の演奏を聴いてみて、驚き・・・


ラヴェルの演奏は、非常にあっさりとしているのです。

自分自身がその場にいるというより、

とても遠い距離があるような音に感じます。

主観的に、悲しいといったような感情がないと

いったらいいでしょうか?


多くのピアニストは、

ゆったりとしたテンポで弾き、

感傷的で、涙をさそうような感じで、

聴き終わった後に、強く印象に残る演奏をしているのに、

ラヴェルの演奏は、音が引きずらない。

この曲は、そういう曲だったのかと、驚いてます。

先ほど書いたような、

私のイメージではなかったのですね・・・

客観的な音。

しかも、とても遠く、時間がたった音。


作曲家の自演ものは、

本来、どういうものなのかということを知るには、いいですね。

のちの演奏家の作り上げた世界。

これはまた、聴くものを惹きつける魅力的なものでありますが、

作曲家の意図した音の世界を忠実に演奏するというのは

大事ではないか?とよく思います。


ラヴェルは、ペダルをあまり使わない演奏をしています。

楽譜を見ても、確かに、あまり書かれていませんよね・・・

私は、これまで、

ペダルをまったく使わないで練習し、

指が動くようになってから、

楽譜通りにペダルを入れるというやり方で、

ずっとやっていてました。

最初のピアノの先生は、

そういうやり方で

ペダルを使いすぎない指導をしてくださっていました。

そのやり方のほうが、

ペダルを間違って使ったり、

ふんだんに使うことがないように、感じます。

楽譜通りに、正確に弾くには、

暗譜のできていない段階で、ペダルを使うと、

間違えやすくなり、

その間違ったくせがついてしまいがちなのではないかと

思うのです。


でも、

大人になってから指導していただいた何人かの先生には、

まだ暗譜ができていない段階で、

ペダルを入れて・・・

とよく言われました。

暗譜ができていない段階で、

ペダルを入れてしまうと、

間違えて、踏んでしまうこともあり、

とても戸惑いました・・・


日本人は、

ペダルを使い過ぎている傾向にありますか・・・?

どんな曲に対しても。

素人ほど、そういう感じがします。

ピアノの発表会で、

ここまで踏みっぱなしで演奏しなくても・・・

と思うことが、しばしばあります。

せっかくの演奏が、

音の濁りで、美しく聴こえなくなってしまいます。

残念ですね・・・


ドビュッシーにしても、このラヴェルにしても、

ペダルを使い過ぎないよう気をつけるべきではないかと

いう気がします・・・


もしよかったら、聴き比べをしてみてください。


<ピアノ版>

↓ こちらは、ラヴェルの自演で
Ravel "Pavane pour une infante défunte" 1922 piano roll

↓ サンソン・フランソワの演奏で(CMつきです。)
Maurice Ravel - Pavane pour une infante défunte - Samson François

↓ スヴャトスラフ・リヒテルの演奏で(CMつきです。)
Sviatoslav Richter plays Ravel "Pavane"

↓ ジャン=フィリップ・コラールの演奏で
Collard plays Ravel - Pavane pour une infante défunte

↓ ヴァルター・ギーゼキングの演奏で(CMつきです。)
Maurice Ravel - Pavane pour une infante défunte - Walter Gieseking

↓ ウラディーミル・アシュケナージの演奏で
Ravel / Pavane pour une infante défunte (Ashkenazy)

↓ ヴラド・ペルルミュテルの演奏で
   前半の最初から、5分11秒ごろまで
   後半は、古風なメヌエットになります。
Ravel - Vlado Perlemuter - Pavane pour une infante défunte & menuet antique 1955


↓ こちらは、ラベルの自演のMP3
    (12曲目になります。)

Ravel: The Composer As Pianist and Conductor (1913-1930)



↓ ヴラド・ペルルミュテルのCD、MP3
   (ディスク1枚目の7番目になります。)

Ravel Piano Works



↓ モニク・アースのCD

ラヴェル:ピアノ作品全集



↓ サンソン・フランソワのCD

ラヴェル:ピアノ名曲集 2












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