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ベートーベン ピアノソナタ第8番 Op.13 「悲愴」 第1楽章

こんばんは。

今日は、久しぶりに曲紹介をしてみます。

少し前に、いろいろと聴いていて、

紹介しようと思いつつ、そのままにしてしまっていた曲です。


ベートーベン の ピアノソナタ第8番 Op.13 「悲愴」 第1楽章


1か月以上前になりますけど、

なんとなく、気持ちが暗めの曲ばかりに、共感していて、

ピックアップしているのが、

「悲しい」という言葉がついているような曲ばかりになってしまって、

一時、曲紹介を中断・・・

今日、紹介する曲もそんなの曲の一つ。

今でも、やっぱり、

あまり明るい曲を紹介してみようとも感じませんね。

まあ、そんな状況でいる私。

さて、そんな私が、この曲をどう感じるのかを書いてみます。


このベートーベンの悲愴の第1楽章。

これを聴いたとたん、

ああ、わかる、わかるよというような妙な感じがして、

涙が出てきました。

2カ月ほど前のことです。


この第1楽章。

弾いてみると、なんか、落ち着きない感じがします。

これは、はじめて弾いてみたときからそんな感じがしていました。

心臓が常にどきどきしているような感じ。

それは、嬉しさがあってのものではなく、

恐ろしさからくる、ドキドキ感のような感じ。

追い詰められて、どうしたらいいのかわからない。

必死に糸口を探そうとするものの、見つからない。

なんとかしたい、でも、それができない。

非常に苦悩しているのが感じられて、

弾いていると、

早く、さっさと最後まで弾き終えてしまいたいと思えるような

嫌な感じになってくるのです。

第1楽章を弾き終えると、ホッとするのです。

やっと息をつくことができた・・・

そんな安堵感。

だから、その後の第2楽章は、

ドキドキしていた心臓を弾きながら徐々に落ち着かせていく・・・

そんな感じで弾くことになってしまいます。

弾きながら、自分自身も落ち着きを取り戻していく・・・

これは、私だけかもしれませんが、

私の場合、

このベートーベンのピアノソナタ「悲愴」を

第1楽章から第3楽章まで弾きとおすとき、

そんな感じになります。


この第1楽章。

曲選びをしているとき、最初の1音を聴いて、

ハッとしました。

この1音。これに、気持ちがすべてが込められているような感じ。

最初の1音で、涙が出てくるというのは、

もしかしたら、生まれて初めての体験であったかもしれません。


私は、3カ月ほど前に、お仕事を辞めました。

病気が原因で、仕事を続けることは無理だと感じたからです。

よくなると思い、手術を受けましたけど、

思っていたように、体は動きません。

それまでできていたような簡単なことですら、思うようにできず、

それが、できない自分がくやしく、なさけない。

そんな思いをしていて、

自分って、なんだろう?

なんて、思ったり、

自分に生きる意味はなんだろう?

なんて、思ったり、

いろいろと考えるのです。

できていたことができないという苦痛。

それは、そうなる前には、想像もできないほどの苦痛であると、

実感してみて、わかりました。

ベートーベンもこの曲を作曲したときには、

難聴で苦悩していたと思うのです。

音楽家で難聴というのは、

ただ仕事ができないという私のような苦悩ではないでしょうけど、

なんとなく、理解できます。

私も、一時期、音が聴こえなくなったことがあります。

かなりの恐怖ですよ。

(ついでに言うなら、声も出なくなったこともありますが・・・)


人生に絶望を感じたその気持ち。

逃れたい、でも、逃れられない、

だから、じっとできない、

せわしなく、落ち着かない気持ち、

どうしようもない不安・いらだち、

自分だけが感じる寂しさ、孤独、

そんな気持ちがあって、絶叫。

でも、最後、それを吹っ切ろうとしているのかな?

第1楽章の終わり方。そう感じます。

あきらめようとしていない・・・

ベートーベンって、とっても強い方だなあと感じます。


もしよかったら、聴いてみてください。お好みで。


↓ クリスティアン・ツィマーマンの第1楽章
Krystian Zimerman plays Beethoven Piano Sonata No 8 in C minor

↓ ウラディーミル・アシュケナージの第1楽章
Ashkenazy plays Beethoven "Grande Sonate pathétique" (I)

↓ アルトゥール・ルービンシュタインの第1楽章 
Arthur Rubinstein - Beethoven Piano Sonata No. 8, Op. 13 "Pathétique

↓ アルフレッド・ブレンデルの第1楽章
Brendel · Beethoven: Sonata No. 8 "Pathetique" (1st movement)

↓ ヴィルヘルム・ケンプの第1楽章
Beethoven Pinao Sonata No.8 I Pathetique Sheet Music Wilhelm Kempff

↓ ルドルフ・ゼルキンの第1楽章
Beethoven, Sonata No 8 in C minor op 13 (Serkin) rec. 1945 Mov. I

↓ ルドルフ・ブッフビンダーの第1楽章
Sonata Pathetique-movement 1 (Grave-Allegro di molto e con brio)


~ こちらは、全楽章になります。~

↓ エトヴィン・フィッシャー 全楽章
Beethoven: Piano Sonata no. 8 "Pathetique" (Fischer)

↓ ヴィルヘルム・バックハウス 全楽章
Wilhelm Backhaus plays Beethoven Sonata No.8, Op.13 'Patetique'

↓ クリスティアン・ツィマーマン 全楽章
Krystian Zimerman plays Beethoven Sonata No. 8 in C minor, Op. 13 (Pathetique) (Complete)

↓ アルトゥル・シュナ―ベル 全楽章 
Beethoven Piano Sonata No. 8 in C minor "Pathetique" Op. 13 - Schnabel

↓ スヴャトスラフ・リヒテル 全楽章
Beethoven Piano Sonata Pathétique No. 8 - Sviatoslav Richter


アルトゥール・ルービンシュタインのCD

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」&第14番「月光」&第23番「熱情」&第26番「告別」



ヴィルヘルム・バックハウスのCD

カーネギー・ホール・リサイタル



エドウィン・フィッシャーのMP3

Ludwig van Beethoven - Piano Sonata No.8 (1952)



~~~ 関連記事 ~~~

・ ベートーベン ピアノ ソナタ第8番 Op.13 「悲愴」 第2楽章
・ ベートーベン ピアノ ソナタ第8番 Op.13 「悲愴」 第3楽章









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