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クレメンティ 「捨てられたディドーネ(Didone abbandonata)」Op.50 No.3

こんにちは。

ほとんど更新しなくなっているので、

このブログも、もう終わりでは・・・?と

思われているかもしれませんね。 (-_-;)

・・・たまには、曲を取り上げてみます。


ムツィオ・クレメンティ の

   ソナタ ト短調 「捨てられたディドーネ(Didone abbandonata)」 Op.50 No.3


ソナチネで、有名な作曲家の一曲です。

見棄てられたディドーネ(ディドー、ディードー) 、

忘れられたディドーネ

とも

訳されます。

一言でいうと、悲劇。

カルタゴの女王、ディドーネと

トロイア(トロイ)の木馬によって滅ぼされたトロイアから

放浪していたアエネーイス(アエネーアース)との悲恋。

ご存じの方もいらっしゃると思いますが・・・

この曲は、

アエネーイスがカルタゴを去ったあとのディドーネの想い。

それを歌った曲。

のちに、

アエネーイスとの別れを悲しみ、

火に身を投じて死んでしまうディドーネ。

それを思いながら、この曲を聴くと、

より悲しく聴こえてくるでしょうか・・・?

とはいえ、

どこかベートーベンの曲にも似ているような感じの

ソナタであるものの、

ベートーベンと比べると、

重々しさの漂っている感じが

ほんの少し弱いように感じるのは、

私だけでしょうか・・・?

ディドーネの想いは、

もっともっと強かったのでは?

もっともっと激しかったのでは?

・・・なんてね?


想いの重さは

その人、その人によって違っていて、

その人の抱えている重さによって、

大きく変わっています。

それを表に出す、出さない、も

人によって違いますか?

常に深刻に感じるほどの重い思いを感じずに、

生きられたら、幸せでしょうか?

常に、ね。


どちらかというと、

この曲はあきらめのような感じが強いかな?

ディドーネの望み絶たれたあきらめの気持ち?

また、男性から見て、

客観的に美しいと感じる女性のあり方?

そんなものが浮かんできそうな?

主観ではなく客観。

だから、私には、弱く感じるのかもしれない。

ベートーベンの悲劇は、主観。

クレメンティは、客観。

そこかな? 違いは・・・

でも、

そこが、聴きやすく感じるところかもしれません。

あまり知られていないと思いますが、

なかなか聴きごたえある曲ではないか?と

思います。


もしよかったら、聴いてみてください。


↓ ピエトロ・スパーダのピアノ演奏で
Pietro Spada plays Clementi Sonata in G minor Op. 50 No. 3

↓ マリア・ティーポのピアノ演奏で
Maria Tipo plays Clementi "Didone abbandonata"


↓ ハワード・シェリーのCD

Complete Piano Sonatas Vol.6



↓ コンスタンティーノ・マストロプリミアーノのMP3
   (フォルテピアノ演奏で)

Clementi: Complete Sonatas, Vol. 6, The Late Sonatas



* この曲の楽譜は、 こちら へどうぞ・・・



リスト 超絶技巧練習曲第11番 「夕べの調べ(Harmonies du soir)」

こんにちは。

ご無沙汰しております。

みなさまは、この連休をいかがお過ごしでしょうか?

久しぶりに曲をとりあげてみます。


フランツ・リスト の 

  超絶技巧練習曲第11番 変ニ長調 

    「夕べの調べ」 Des dur  "Harmonies du soir"



( 曲とは直接関係ありませんが・・・ )

子どものころ、

ご近所にあった小さな小さな工場から、

夕方5時だったか、6時だったか

毎日のように、サイレンが鳴りだして、

その音を聴くと、

ああ、もうそろそろ家に帰らなくては・・・なんて、

時間の目安にして、外で遊んでいたものです。

小学高学年になったころには、

その小さな町工場はつぶれてしまいました・・・


母が夕食の準備を始めるころ、

ご近所のお豆腐屋さんが、

ラッパを吹きながら、

リヤカーをひいて歩いていました。

そのラッパの音も、

私が中学生になったころには、

聴こえなくなってしまいましたが・・・

子どもの

「バイバイ、またね~」「また遊ぼうね~」

といった声も聴こえなくなってしまいました?


そういった

夕方になると聴こえてくる音というものが

ありました。

ごく日常的に、

違和感を感じることなく、

聴こえてくる音。

今は、一日を通して、

この時間になると、こういう音、

といった、特定の音が聴こえてくることもなく、

夜になっても、

変わりなく、車の走る音が聴こえてきたりと、

静寂を感じることもなく、

人々の生活を意識するほど音を感じることもなく、

一日を過ごしてきているのだなあと

今の自分を振り返ってみました。

都会の喧騒?

そんな中で生きているのだわ、私。


さて、

そんな私とは、まったく違う音の世界を

聴いているのだなあと

感じる曲を取り上げてみます。


リスト の 超絶技巧練習曲第11番

    「夕べの調べ」 "Harmonies du soir"



教会の夕べの鐘の音って、

どういう意味があるのかは知りません。

ただ、ウィーンで聴いたとき、

かなりドキッとしたのを覚えています。

なぜ、ドキッとしたのかはわかりません。

テレビで観る映像の音よりも、

迫力を感じたからかもしれませんが、

それ以上に、

何か違う世界へと導かれるような妙な音に

私は感じました。

教会の鐘の音。

私には、ただ美しく鳴っているようには、

感じられなかったのです。

とても妙な感じでした。

導かれるというよりは、連れて行かれるような、

怖さを秘めているようでした。

朝の鐘の音色も、そう感じたのですけど、

そう聴こえるのは、

きっと私だけなのでしょうねえ・・・

天と地を意識させてくれる音のような気がします・・・

よくわからないけれど、

夕べの鐘の音には、

先に挙げたような、

時間を意識させるもの、

その日をひと区切りつけるものでも

あるのかもしれませんし、

祈りの時を知らせるものでも

あるかもしれません。


さて、

このリストの「夕べの調べ」

ただの鐘の音というだけではなく、

海が波打っているような感じがしてきて、

なだらかであったり、大きくうねっていたり、

日の光が当たって、キラキラ輝いていたりと、

水をイメージさせてくれるのです。

それが目に見えるような感じ・・・

鐘の音は、

空(天)という空間で、自然を見せてくれるかのよう。

とても不思議な感じがします。

聴き終わると、

体の力がふっと抜けて、

楽になっているような気がします。

 ( 私だけかしら・・・? )

ついでに言うなら、

おやすみなさい・・・ ?

ああ、私、かなり疲れているんだわ・・・


この連休でお疲れの方、

もしよかったら、聴いてみてください。


↓ ジョルジュ・シフラの演奏で
   (CMつきです。)
Gyorgy Cziffra plays Liszt's HARMONIES DU SOIR

↓ ホルヘ・ボレットの演奏で
Jorge Bolet plays Liszt "Harmonies du soir"

↓ ジャンヌ=マリー・ダルレの演奏で
Liszt - Transcendental Etude no. 11, "Harmonies du soir" - pianist Jeanne-Marie Darré

↓ スヴャトスラフ・リヒテルの演奏で
FRANZ LISZT - ETUDE D´EXÉCUTION TRANSCENDANTE NO.11 'HARMONIES DU SOIR' - SVIATOSLAV RICHTER

↓ エフゲニー・キーシンの演奏で
   (CMつきです。)
Liszt - Harmonies du soir (Kissin)

↓ ウラディーミル・アシュケナージの演奏で
  (CMつきです。)
Ashkenazy plays Liszt Harmonies du Soir

↓ クラウディオ・アラウの演奏で
Claudio Arrau Liszt Transcendental Etudes No. 11 Harmonies du soir

↓ ラザール・ベルマンの演奏で
Liszt - Transcendental Etude No. 11 "Harmonies du soir" (Lazar Berman, pt. 7/7)

↓ ネルソン・フレイレの演奏で
Liszt. Harmonies du soir - Nelson Freire



↓ ジョルジュ・シフラのMP3,CD
    MP3は、7曲目になります。

Liszt: Etudes D'Execution Transcendante (Excerpts) / Rhapsodies Hongroises (Excerpts)



↓ ホルヘ・ボレットのMP3,CD
  MP3は、11曲目になります。

Liszt: Etudes d'execution transcendante






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