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「結婚披露宴」ピアノ演奏曲を選ぶには

こんばんは。

いつもご訪問してくださり、ありがとうございます。


たまに、結婚披露宴での曲探しに来られる方がいらっしゃいます。

ピアノ演奏で、ということらしいのですけど、

私はこれまで、結婚披露宴にこの曲がいい、

という話は書いておりません。

毎回、なぜ、検索されるのか、謎であります・・・(・_・;)


さて、最近、多いのが、この曲。

シューベルトの即興曲 Op.90-3

「シューベルト 即興曲90-3 披露宴で演奏」

なんて、キーワード。


この曲を披露宴で、弾くの・・・?

と、妙な感じがするのは、私だけでしょうか?


シューベルト晩年に作曲されたこの曲。

シューベルトが

自分の人生の終わりを感じた時期に作曲した曲。

果たして、結婚式披露宴にふさわしい曲であるのかどうか・・・?

  もしよかったら、
以前この曲について書いた記事をお読みください。⇒こちら


気になって、このキーワードで調べてみたら、

披露宴で、

他の人が、曲のことを知らなければ(バレなければ)、

何を弾いてもいいなんて、書いていらっしゃる人もいるのです。

驚きですよ。

楽器を演奏するのに、

曲のこと、聴く人のことを

何も考えないで、演奏をする人が、

この世の中には、存在するのか?と、ショックでした。

そんな考えで、演奏しているのですか・・・?

だから、

ただ、音がなっているだけの演奏が、多いのですね。

私は、聴く人がいて、演奏というものがあるのだと思うのです。

それを意識して、演奏するものではないのかしら?


結婚披露宴。

この場で、弾くのは、非常に難しいです。

お祝いの場であるのですからね・・・

それにふさわしい曲であるのかどうか、

まず、普通は、考えるでしょう?


例えば、ショパンの別れの曲。

どんなに美しい曲であっても、それは、弾いてはまずいのではないか・・・

なんて、考えますよね?

( でも、それを弾く人がいるのですね。本当に驚きです。)


以前、私の友人の結婚披露宴で、

友人の親戚が、歌を習っているからと、

とあるオペラの曲を歌ったのですけど、

それは、悲恋の歌。

それを知っている、私の友人と顔を見合わせて、

う~ん、大丈夫~? (~_~;)

と、うなってしまったことがあります・・・


はっきりと「別れ」となっていなければ、いいのか?

ちょっと考えてしまいました。

たぶん、その方は、その曲だけを習っていて、

歌えるからと、それを披露しようと考えたのでしょう。

歌って、そんな感じで、音楽教室では教えていらっしゃるのでしょうね。

でも、

オペラの話を知って、その歌がどういう意味のものであるのかを

知っておくべきであったと、思うのです。

お話を知ることで、また、歌も変わってくるでしょう。

より、いい歌になると思うのです。

それを教えない先生も、どうなのかな・・・???

なんて、あの時は、思ってしまいました。


結婚披露宴では、やはり、よく考えて曲を選ぶべきだと思います。

では、

どんな曲がいいのでしょうね?


よく、「ショパンの幻想即興曲」や、

「リストの愛の夢」を弾かれる方が

いらっしゃいますけど、

一人の披露宴の聴衆として、感想を言うならば、

弾くべきではない・・・


なぜなら、

披露宴で、ピアノ演奏をするころには、

みなさん、お酒が入っていて、

誰も聴こうという姿勢ではないから。


おしゃべりに夢中になっていたり、飲んで、

力が抜けているような人を前に、

気合を入れて、弾いたとしても、

ほとんど聴いてくれる人はいませんし、

それどころか、

なんて長い曲だ、と感じて、

飽きて聴こうともしなくなってしまいます。

一人の聴衆として見ていて、気の毒だな~と思うのです。

誰も聴いていないのに、演奏するのってね。

ピアノのコンサート、発表会とは、雰囲気が違うのですよ。

5分もかかるような曲では、最初しか、聴いてくれません。

どんなに上手に弾いたとしても、聴いてくれるのは、

親しい人だけくらいです。

よほどの上手に聴かせることのできる能力のある人だけが、

最後まで、聴いてもらえる人でしょう。

ちょっとやそこら、弾ける程度、では、ダメなのですよ。


なるべく、長くない曲。

インパクトのある曲、華やかな曲。

強弱のメリハリのある曲のほうが、

聴いていて、ハッとさせられるので、いいかもしれません。

最初、弱くで始め、強くで終わる?

だんだんと盛り上がっていく曲は、いいですね。


私は、ポピュラー音楽のほうが、向いているのではないかな?と

思っています。


結婚式は、失敗してはいけないので、

 ( 緊張して失敗しがちです。 )

難しすぎない、楽に弾けるようなレベルの曲。

よく知られているというより、ほどほどに知られているような曲。

ああ、これ何だっけ? 聴いたことがあるわ・・・

と、思わせるような曲したほうが、

気になって、聴いてくれますし、

間違いもバレにくく、いいかもしれませんね。


結婚披露宴でのピアノ曲。

選び方の参考になったかは、わかりませんが、

聴く人がどう感じるのか、それを第一に考えてみるといいのではないかと

思います。

ご健闘をお祈りしています・・・

< 後記 2014.6.12 >

結婚式でピアノを弾く場合、

式でふさわしくないといえる曲だとしても、

主役の人との思い出の曲である場合は、

弾いてもいいと思います。

その場合、そのエピソードを入れて、

周りの人にわかるようにしてみるといいと思います。



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