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プーランク 15の即興曲 第15番 「エディット・ピアフへのオマージュ(Hommage a Edith Piaf)」

こんにちは。

今日も、秋向きの曲をとりあげてみます。


フランシス・プーランク の 

   15の即興曲(15 Improvisations) 第15番 

     「エディット・ピアフへのオマージュ(Hommage a Edith Piaf)」



エディット・ピアフを讃えて、

エディット・ピアフに捧ぐ、

エディット・ピアフ賛、 

といわれることが、多いでしょうか?

オマージュ(Hommage)の意味は、賛辞。


この曲は、

大人が、弾いてみたい!と

思う曲ではないかしら?


とても甘い音色で、

上品な華やかさの中に、

少しけだるさもあり、

切なさもあり、

影を感じさせるものあり。

人が大人へと成長していく中で、

いろいろと経験していって得たものを秘めている曲。

だから、

大人が聴くと、

心に響いてくるものがある曲だと思うのです。


私は、この曲が、

子ども向きの曲ではない、と思っているのですけど、

You-Tube の動画には、

日本人の小学生の演奏がいくつかあったので、

驚いています。

小学生がとても素敵な演奏をされていても、

大人とは、

音の重みがどこか違っているように聴こえてしまうのは、

私だけなのかしら?

 ( やっぱり、私だけなのでしょうね・・・ )


エディット・ピアフといえば、

最近、テレビでも

彼女の「愛の讃歌」を聴くことがありましたけど、

「ばら色の人生」とか、

彼女の歌には、

大人の愛を感じさせるものがあります。

ちょっと好きかなという程度のものではない、

いろいろな複雑な感情を秘めた大人の愛。


しかも、


彼女自身の歌声には、

聴く人に訴える力が強くあって、

そんなところを

私は、すごい!と思っているのですけど、

作曲家のプーランクが、

そんなイメージで作曲したのではないか?

と、思っています。


最近は、

注目を浴びた小学生に倣えといわんばかりに、

我が子に弾かせてみよう・・・と

我が生徒に弾かせてみよう・・・と

思われる親御さん、先生方が、

いらっしゃるのかな?


ピアノって、

本来、

自主的に弾くものであって、

いつから、

誰かの意図で、

子どもが弾かされるものになってしまったのか?と、

不思議に思うのでした・・・


それとも、


今の子どもは、

こういった大人の曲を感覚的に理解できるほど、

大人びてしまっているのか?

世間では、

親と一緒に、夜遅くのドラマを観ているようですしねえ・・・

それで、自らの意志で、弾くのでしょうか?


謎です・・・


( この曲を小学生が弾いてはいけない、

  という意味で、

  書いているのではありません・・・

  どんな曲でも弾いてみようというのは、

  いいことだとも思います。

  でも、

  誰かに倣って、というのであれば、

  ピアノの先生には、

  子どもにおすすめしてほしくないと感じるのです。

  私の子どものころのピアノの先生は、
 
  きっと、こうおっしゃったことでしょう。

  「あなたには、まだはやい」 と。

  年相応かどうかということを考えることも、

  ピアノを弾く上では、 大事ではないか?と

  思うのです。 )


さて、この曲、

なぜか、

私は、絵画を思い浮かべてしまうのです。

美術館で、

1900年前後ごろ(ベル・エポックと言ったらいいかな?)の

名画を鑑賞するときに、

BGMを流すとしたら、どんな曲がいいか?

といわれたら、

私は、この曲をすすめます・・・

歌(メロディー)に、

美しい色彩が見えてきて、

だんだんと人物画が浮かんでくるような感じ。

それがとても切ない感じ。

いい曲ですね・・・


もしよかったら、聴いてみてください。


↓ ガブリエル・タッキーノの演奏で

FRANCIS POULENC -Improvisation for Piano no.15 in C minor (Hommage a Edith Piaf )

↓ ガブリエル・タッキーノのMP3

Improvisation En Ut Mineur ''Hommage ・ Edith Piaf'' FP 176



↓ エリック・パーキンのCD,MP3
   MP3は、ディスク2枚目の25曲目になります。

Complete Works for Solo Piano



↓ エリック・ル・サージュのCD

ナゼルの夕べ ~ プーランク : ピアノ・ソロ作品集



* この曲の楽譜は、 こちら になります。



プーランク 「メランコリー(Mélancolie)」

今日はちょっと、憂鬱な気分かな?


だるさをともなう憂いの中で、揺れる音。

悲しくもあり、切なさもあり、

心のどこかに隠していたものが出てきて、苦しくもあり、つらい。

揺れ動く音の中で、そっと息を吐き出して、

楽になろうとするけれど、やっぱり苦しさがとれず・・・

なんといっていいのか、わからない感情。

それをどうしたら、抑えることができるのでしょう?

とても美しい音、キラッときらめく音、流れるような音、

それなのに・・・

どうして、こうも憂いをともなった感じになってしまうのでしょう?

不思議な曲です。


フランシス・プーランク の 「メランコリー(Mélancolie)」 


なんとなく、すっきりとしない気分・・・

でも、不思議と音は、重々しくないのです。

揺らぎのような流れのある音が、そうさせているのかもしれません・・・



もしよかったら、聴いてみてください。

↓ パスカル・ロジェの演奏で(CMつきです)
Poulenc : Melancholie

↓ アレクサンドル・タローの演奏で
Poulenc Melancolie Alexandre Tharaud

↓ エリック・パーキンの演奏で
Eric Parkin: Francis Poulenc, Mélancolie


↓ パスカル・ロジェのCD

プーランク:ピアノ作品集



↓ アレクサンドル・タローのMP3
    (2曲目になります。)  

Poulenc : Pi・ces pour Piano



↓ エリック・パーキンのMP3

Melancolie



この曲の楽譜は、 こちら になります。



プーランク ナゼルの夜

今日紹介する曲は、いつの時期がいいかなあと悩みながら、

まだ暑いこの時期に紹介することにしました。


プーランクの「ナゼルの夜」


プーランクが、「リエナール叔母の想い出に」と、叔母に捧げた作品です。

 「 プーランクが、ナゼルの叔母のサロンに出席し、
 
   即興演奏した中からまとめられたものであり、

   それぞれがこの夕べに出席した人々を音楽で描写した「肖像」である。」
              
                 ~ ピティナ ピアノ曲事典 より~

と、いうことなのだそうですけど、

最初は、「ナゼル」ってどんなところなの?

なんて、フランスの地図を見て、場所を探し、

どんな夜なのかなあ?と想像をしてみましたけどね。


まあ、想像してみたくなるくらい、

この曲は、ちょっと違った面白さがあります。

最初の前奏曲を聴いてみても、インパクトあって、ハッとします。

特徴的な人が集まったサロンだったのでしょうか?


曲は、

「 前奏曲 ― 8つの変奏 ― カデンツァ ― フィナーレ 」

となっています。

その中の8つの変奏は、

 変奏1.分別の極み
 変奏2.手の上の心臓
 変奏3.磊落(らいらく)と慎重と
 変奏4.思索の続き
 変奏5.口車の魅力
 変奏6.自己満足
 変奏7.不幸の味
 変奏8.老いの警報

と、なっていて、サロンに出席した人の人間性が

音楽となっているとすると、

プーランクは、冷静に観察して人間を見る人だったのでしょうか?

と考えてしまいますね。

叔母の知り合いとはいえ、

あまりなじめない人たちだったのでしょうか?

ちょっと一歩離れて観察していたのではないかしら?


このサロンに出席していた人をどう見ていたのか・・・

よかったら、音楽を通して、感じ取ってみてください。

フランスの音楽は、

パスカル・ロジェの演奏が好きです。

「変奏2」だけでも、聴いてみてください。

魅力的な音楽に聴こえると思いますよ。


↓ ナゼルの夜 「変奏2」を パスカル・ロジェの演奏で。
プーランク ナゼルの夜 変奏2 

≪ ↓ 最初からお聴きになりたい方は、こちらになります。≫

  
 <お詫び> 
       これまでとりあげてきた動画は、
       全曲演奏ではなかったので、修正しました。
       まったく気づかないまま、
       長い間取り上げてしまいました。
       大変、申し訳ございません。(>_<)

今回、紹介するのは、ガブリエル・タッキーノのピアノ演奏ですが、

こちらも、残念ながら、変奏4・変奏5・変奏6が抜けています。


それでもよかったら、聴いてみてください。


↓ 前奏曲、変奏1・変奏2・変奏3まで
Francis Poulenc - Les Soirées de Nazalles, I-IV

↓ 変奏7・変奏8、カデンツァ、フィナーレ
Francis Poulenc - Les Soirées de Nazalles, V-VIII


↓ パスカル・ロジェのCD

プーランク:ピアノ曲集



↓ パスカル・ロジェのMP3
  (ディスク一枚目の1曲目から11曲目までになります。)

Poulenc: Piano Music & Chamber Works



この曲の楽譜は、 こちら になります。



プーランク 愛の小径

最近、歌曲を取り上げていなかったのような気がしています。

たまには、こんな歌声を聴くのはいかがでしょう?



フランシス・プーランク の 愛の小径



聴いたことのある方もいらっしゃるでしょう・・・

別れた相手を想い出しながらの歌であるにもかかわらず、

じめじめとも重々しくもなくて、

ワルツのリズムにのって、オシャレな感じがするこの曲。


聴いていて、素敵だなあと思えるような音楽に仕上がっているのが

いいなあと思います。

歌詞の内容を考えると、日本の演歌でしたら、

かなりしんみりとなるような気がします・・・

相手への思いが強く聴こえるでしょうね・・・


私自身、ここまでのこんな思いをしたことがあるとは言えない?

う~ん、(~_~;)。 非常に悩ましい・・・

あっさりと去ってしまったのは、私のほうでしたねえ・・・

この歌詞から、相手の方の心情を思うと、大変申し訳ないです・・・

私は、情熱的でない、冷淡な女なのでしょう、きっと。

でも、

これほどにまで、愛するというのは、とても素敵なことなんだなと

思います・・・

ちょっと、羨ましくも思います。


よかったら、お聴きください。


↓ ヴェロニク・ジャンスの歌声で(CMつきです。)
Poulenc: Les chemins de l'amour

↓ ジェシー・ノーマンの歌声で
Jessye Norman - Les Chemins de l'amour (Poulenc)

↓ ビヴァリー・シルズの歌声で
 (英語訳の動画になります。)
Beverly Sills Sings Francis Poulenc's "Les chemins de l'amour"

↓ アントニオ・ポンパ=バルディのピアノ演奏で
   (1分29秒ごろから演奏)
Pompa-Baldi plays Poulenc's "Les chemins de l'amour

↓ フランソワ・ヴァイゲルのピアノ演奏で
Poulenc : Les Chemins de l'Amour


ちなみに歌詞をお知りになりたい方は、

こちらを見てください。 ⇒ 歌詞


↓ ジェシー・ノーマンのCDまたはMP3 (ディスク2枚目10曲目)

French Collection



↓ アントニオ・ポンパ=バルディのピアノ編曲のMP3
    (1曲目になります。)
     詳しい内容は、<続きを読む> で確認してください。

The Rascal and the Sparrow: Poulenc Meets Piaf



この曲の楽譜は、こちらへ。




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