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モーツァルト 「ラウラに寄せる夕べの想い(Abendempfindung)」 K.523

こんばんは。

今日は、亡くなった人・・・に関連した曲を

とりあげてみますね。


モーツァルト の 

  「ラウラに寄せる夕べの想い(Abendempfindung an Laura)」 K.523



この曲は、

亡くなった人は、

遺された人たちに対し、

どういう思いで、逝ってしまったのか・・・?

なんて、

考えさせてくれる歌詞ではあります・・・

悲しんでほしいのか、

泣かないでほしいのか・・・?

多くの人って、

そんな風に死後を考えているのでしょうか・・・?


↓ この曲のドイツ語の歌詞は、こちら。
   ( ヨアヒム・ハインリヒ・カンペ の歌詞 )

 "Abendempfindung an Laura"

 Abend ist's, die Sonne ist verschwunden,
 Und der Mond strahlt Silberglanz;
 So entfliehn des Lebens schönste Stunden,
 Fliehn vorüber wie im Tanz.

 Bald entflieht des Lebens bunte Szene,
 Und der Vorhang rollt herab;
 Aus ist unser Spiel, des Freundes Träne
 Fließet schon auf unser Grab.

 Bald vielleicht (mir weht, wie Westwind leise,
 Eine stille Ahnung zu),
 Schließ ich dieses Lebens Pilgerreise,
 Fliege in das Land der Ruh.

 Werdet ihr dann an meinem Grabe weinen,
 Trauernd meine Asche sehn,
 Dann, o Freunde, will ich euch erscheinen
 Und will himmelauf euch wehn.

 Schenk auch du ein Tränchen mir
 Und pflücke mir ein Veilchen auf mein Grab,
 Und mit deinem seelenvollen Blicke
 Sieh dann sanft auf mich herab.

 Weih mir eine Träne, und ach! schäme
 dich nur nicht, sie mir zu weihn;
 Oh, sie wird in meinem Diademe
 Dann die schönste Perle sein!



私は、小さい時から、

ご近所や親せき、

同級生の親、きょうだいなどの死が、

身近にあったことで、

死は、

当然やってくるものなんだ・・・というものとして、

とらえていて、

誰にでも、

死は、いつかやってくるものだという意識が強く、

また、それは、いつ来るかわからない、

ということも、

小さい時から、

なんとなく、理解していて、

だからこそ、

身近な人の死は、

とても悲しいことなのですけど、

いつまでも、お墓で泣き続けるということは、

していません。

時折、思い出しては、涙ぐむ・・・

それは、あっても、お墓に執着もないです。

ましてや、

亡き人は、

風になっている・・・という感覚もないです。


自分が死んだ後のことを、

いろいろと考えないといけない、

という生活をしていて、

自分の亡き後をお考えであったのか、

それとも、

死後、どんな形であれ、

自分のことを忘れないでほしい・・・

というお気持ちが強いのか?


この曲の場合、

後者なのかもしれませんね。

いつまでも、心の中で生き続け、

思い出しては、泣いてほしい・・・

そんな思いなのかもしれません。


亡くなった人のことを、

いつまでも忘れない。

亡くなった人は、自分の心の中で生きている・・・

亡くなった人がいたこと、

亡くなった人が自分にしてくれたこと、

それらに感謝して生きていく・・・

それは、

何よりの供養となるのでしょうか?

遠い昔、祖母が亡くなったとき、

和尚さんが、

そのようなことをおっしゃっていたような記憶が、

蘇ってきましたよ。


今回紹介する曲は、

そんなことを思い出させてくれました。

とはいえ、

あまり暗い気持ちになるような曲調でもなく、

しんみりとしているわけでもなく、

さらっとしていて、とても聴きやすい曲です。


もしよかったら、聴いてみてください。


↓ エリザベス・グリュンマーの歌声で
   (CMつきです。)
Elisabeth Grümmer singt Abendempfindung

↓ バーバラ・ボニーの歌声で
.Barbara Bonney Geoffrey Parsons "Abendempfindung an Laura" W. A. Mozart .

↓ アーリーン・オジェーの歌声で
Arleen Auger - Abendempfindung (Mozart) -1988

↓ エリーザベト・シュヴァルツコップの歌声で
Elisabeth Schwarzkopf 1953 (Gerald Moore, piano) Campe-Mozart "Abendempfindung" Sung in German

↓ イルムガルト・ゼーフリートの歌声で
MOZART " Abendempfindung ". Irmgard SEEFRIED avec Gerald Moore au piano ( 1950 )

↓ 男性歌手ジェラール・スゼーの歌声で
Mozart - Abendempfindung an Laura, KV. 523 - Gérard Souzay


↓ エリザベス・グリュンマーのMP3

Abendempfindung, K. 523



↓ エリーザベト・シュヴァルツコップのMP3

Abendempfindung, K.523 (2001 Digital Remaster)






モーツァルト 幻想曲 ニ短調(未完) Fantasie K.397

こんばんは。

今日もひどく痛みがあり、ほとんど寝込んでいました。

そんな体調でいる中、

割と聴きやすいかな?と感じる曲を紹介してみます。


モーツァルト の

     幻想曲 ニ短調(未完) Fantasie K.397



健康で元気でいた子どものころ、

モーツァルトのピアノ曲の中では、

あまり好まなかった曲です。

モーツァルトの曲を弾くこと自体、

ひどく苦手意識を持っていた私ですけど、

この曲は、

子どもが弾くような曲に思えなかったのですね。


出だしの別世界へと導かれる音。

とっても暗いなあ~と思いました。

とても寂しい、

一人で、ポツンとしているような感じ。

電車の踏切の連続した

カンカンカンカン・・・といったような音、

 ( 鐘なのかもしれないですけど・・・ )

そのあとに、

もうすぐ近づいてくる恐怖

といったらいいのか、

わけのわからない、すごい力強いものがやってくる

といったらいいのか、

よくわからないのですけど、

子ども心に、

その後に

目に見えないものに襲われるような怖さがあって、

それに引き込まれてはいけないような、

用心してしまうようなものを秘めている

気がしたのです。

ゾクッとする曲だったのです。

まあ、

そんな風に聴こえてしまう子どもは、

私くらいなのでしょうけど・・・


最後が、長調になって、終わるところが、

ちょっと不思議な感じがします。

この曲は、未完で、

最後の10小節は、

モーツァルト自身の作った音ではないのですけどね。

明るく終わると、ホッとしますけど、

本当に、そう終わるものだったのかな?と、

疑問に感じる曲でもあります。


子どものころ、

この曲をしっかりと理解して弾いてみなさい、

とされたのであれば、

わけがわからない・・・

となっていたことでしょう。

幸いにも、

モーツァルト好きであったと思われる

私の先生は、

この曲を、

「弾いてみなさい」 と、されませんでした。

 ああ、よかった・・・

私には、弾きこなせないと、

よくわかっていらしたのかもしれませんね・・・


今、

大人になって弾いてみると、

そして、

体調の悪い時に聴いてみると、

その恐怖を感じさせた音は、

もしかしたら、

この世の終わりを感じさせる音であったのかな?

なんて、思えてくるのです。

迎えにきた・・・といったら、

おおげさかもしれないですけど。

いつでも、お迎えはいきますよ、と

この世のものではない誰かに言われたかのような?


実は、私、

2か月前だったか、

眠っているとき、

誰かはわからないけれど、

とっても怖い感じのする黒い感じの人(?)に、

連れて行かれそうになったのですよ。

大きな声で、

「やめて! あっちへ行って!」

と、叫んだのだったか?

ものすごく怖くて、目が覚めたのですけどね・・・

寝言(?)を言ったのは、

生まれて初めてのことです・・・

心臓が、ばくばく・・・していました。

大声を出さなかったら、どうなっていたのでしょう?

考えると、怖いですよ・・・

この世に、

そんなことがあるのか、ないのか、わかりませんけど、

この曲は、

そんな恐怖へと導かれそうな雰囲気を持っていますね。

長調に転じたということは、

幻想的な世界(?)から、

それまでいた世界、現実に戻ったと

いえるのでしょうか?

今まで生きていた世界は、幸せであるのだ、

なんて、

感じる音になったというといいのかしら?

とても明るく終わっています。

もちろん、

モーツァルトは、

どのように終わらせるつもりであったのかは、

わかりませんが・・・

未完、というのは、

想像させられるものが、ありますね・・・

最後まで、

書かなかった(いえ、書けなかった?)のは、

何か意味があるのかもしれませんね。


もしよかったら、聴いてみてください。


↓ クラウディオ・アラウの演奏で(CMつき)
Mozart by Arrau - Fantasy in D minor, K. 397

↓ 内田光子さんの演奏で
   この終わり方、私は合っているように感じますが・・・
Mozart Fantasy in D minor K397 Mitsuko Uchida

↓ フリードリヒ・グルダの演奏で(CMつき)
Mozart - Fantasia d-moll, K397 (Gulda)

↓ ワルター・クリーンの演奏で
W.A.Mozart - Fantasy for piano No.3 in D Minor, K.397 - Walter Klien

↓ グレン・グールドの演奏で
   グールドのモーツァルト。
   どう聴こえるか・・・ですけど、
   この曲に関して、違和感を感じることなく、
   不思議とこういうとらえ方もあるのかと
   興味深く聴きました。   
Glenn Gould - Mozart fantasia in D minor

↓ リリー・クラウスの演奏で
Lili Kraus - Mozart: Fantasia in D Minor, K.397

↓ ハンス・ライグラフの演奏で
Leygraf plays Mozart Fantasy d-minor

↓ ヴィルヘルム・ケンプの演奏で(CMつき)
Mozart / Wilhelm Kempff, 1962: Fantasia in D minor, K. 397 - DG Recording

↓ エミール・ギレリスの演奏で
Mozart Fantasia in D minor k.397 Emil Gilels

↓ マリヤ・ユーディナの演奏で
Maria Yudina plays Mozart Fantasia in D minor K397

↓ イーヴォ・ポゴレリチの演奏で
Ivo Pogorelich Mozart Fantasia In D Minor, K397


↓ フリードリヒ・グルダのMP3

Mozart: Fantasia In D Minor, K.397 - Arranged By Friedrich Gulda - Fantasia In D Minor, K. 397 (Opening Bars Arr. F.Gulda)



↓ クラウディオ・アラウのMP3

Mozart: Fantasia in D minor, K.397



↓ 内田光子さんのMP3

Mozart: Fantasia in D minor, K.397







モーツァルト ピアノ・ソナタ 第2番 ヘ長調  K. 280 第2楽章

こんにちは。

今日は、モーツァルトのピアノソナタを紹介しますね。


モーツァルト の ピアノ・ソナタ 第2番 ヘ長調 K. 280 第2楽章 アダージョ


聴いている(弾いている)と、

寂しいなあ~、悲しいなあ~と感じる曲。

心が、その寂しさと悲しさを感じ、同じように冷えてくる。

そして、

自分の心の中にあるものが、ああ、わかるよ・・・と。

感情を共有したような感じになってくる。

不思議ですね。

人って、他人の気持ちなんて、わかるはずがないのに、

なぜ、共感を覚えるような感覚になるのでしょうね?

なんとなく・・・

そんな風に、感じるもの。

それが、ある。

そういうものがあると、人は親しみを感じるのでしょうか?

その感覚があるもの、人はなんとなく離れられなくなるかもしれない。

気になってね・・・

この曲は、一度聴くと、心に残るものがあります。

深いものを感じます。

( もちろん、私だけかもしれませんが。)



もしよかったら。聴いてみてください。お好みでどうぞ。


↓ クラウディオ・アラウの演奏で
Mozart by Arrau - Adagio from sonata No 2 in F, K. 280

↓ 内田光子さんの演奏で
Mozart- Piano Sonata in F major, K. 280- 2nd mov. Adagio

↓ グレン・グールドの演奏で
Glenn Gould - Mozart Piano Sonata No2 In F, K 280 - 2. Adagio.wmv

↓ クリストフ・エッシェンバッハの演奏で
Eschenbach - Mozart, Piano Sonata In F Major K.280 - II Adagio


↓ イングリット・ヘブラー

モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集



↓ フリードリヒ・グルダのMP3

Wolfgang Amadeus Mozart: Piano Sonata No.2 in F, K.280 - 2. Adagio



↓ クラウディオ・アラウのMP3

Wolfgang Amadeus Mozart: Piano Sonata No.2 in F, K.280 - 2. Adagio



~ 関連記事 ~

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モーツァルト ピアノソナタ第4番 K.282 第1楽章

モーツァルト ピアノソナタ第16番(旧・第15番)K.545



モーツァルト ピアノソナタ第4番 変ホ長調 K.282 第1楽章

おはようございます。

今日は、

やる気が失せてしまっているときに聴くといいかな?と思い、

ここ何日か聴いていた曲を紹介しますね。



モーツァルト の 

     ピアノソナタ第4番 変ホ長調 K.282 の第1楽章 アダージョ



このピアノソナタは、最初の第1楽章が、アダージョ。

モーツァルトのピアノソナタの第1楽章の多くがアレグロですけど、

聴く(弾く)と、

その始まりをいい意味での違和感を感じ、いいなあ~と思わせてくれる曲。



頑張って、力んでいたのが、

次第にゆったりとした気持ちになってきて、力が抜けてくる。

無理をしない。

そんな気持ちにさせてくれる曲。

やさしいメロディーが、

傷ついた心を慰めてくれるような感じがしてきます。

ものすごくシンプルな音。 

それが、

そんな力を持っているようには、楽譜を見る限り感じないのですけど、

聴く(弾く)と、不思議な力を秘めている感じがしてくる曲です。



もしよかったら、聴いてみてください。(全楽章で)


↓ フリードリヒ・グルダの演奏(CMつきです。6分50秒ごろまで)
W.A.MOZART Sonata E-flat major, K 282 - Friedrich Gulda

↓ マリア・ジョアン・ピレシュの演奏
   (最初から、7分15秒ごろまで)
Mozart, Sonata para piano Nº 4, K 282. Maria João Pires


↓ マリア・ジョアン・ピレシュのCD

Mozart: Complete Piano Sonatas



↓ イングリット・ヘブラーのCD

モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集



↓ グルダのMP3(ディスク2枚目10曲目)のCD

Mozart: Piano Works




~ 関連記事 ~

モーツァルト ピアノソナタ第10番 第1楽章

モーツァルト ピアノソナタ 第11 番 K.331 第1楽章

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