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アルカン  鉄道( Le chemin de fer) Op.27b

こんにちは。

今日は、聴いていて、

だんだんと気持ちが高揚してくる曲を紹介します。

落ち込むことが多く、気分が沈みがちなので、

前向きになれるようにと選んでみました。


シャルル=ヴァランタン・アルカン の 

      練習曲 「鉄道」 ( Le chemin de fer) Op.27b


私は、こういう曲が大好きです。

能力の限界に挑むことができるほどの技術がないため、

弾きこなせませんが、

 (ゆっくりテンポでも、弾き続けることが困難・・・)

いつかプロの速さで弾けるようになってみたい!と

思わせてくれるほど魅力的で、

強烈なインパクトを与えてくれました。

初めて聴いたときの印象はとても強かったです。


このわくわく感というのか、ドキドキ感というのは、

生まれて初めて経験したときの、

全身で感じ取った衝撃で、

わあ~っ、あれは、何なんだ?

わあ~っ、あれは、なんてすごいんだ!!!



歓喜と興奮でいっぱいの状態のようです。

とっても小さかった子どものころ、

間近で、

大きな広い海を見たときとか、

巨大な恐竜の全身骨格を見たときとか、

大きな大仏を見たときとかで、

叫びたくなるほど、

とっても衝撃を受けた私ですけど、(私だけ?

そんな衝撃と同じ感覚になります。

左手の音は、蒸気機関車の動きだけではなく、

初めて見たときの

心臓のドキドキ感を表しているかのようにも、

思えてきます。

この殺人的な速さが何ともいえません。


当時の蒸気機関車の速さ。

どのくらいの速さであったのかは、わかりませんが、

指示通りのテンポの速度であるのであれば、

かなりの速さであったのでしょう。

アルカンは、他に類を見ない速さを

体で感じたのでしょうね・・・


<余談ですが・・・>


 むか~し、昔、子どものころ、

 寸又峡へ行くために、

 大井川鉄道のSLに乗ったことがあります。

 あまりにゆっくりな速度で、ローカルな感じがしました。

 SLって、こんなにゆっくりなものなの?

 と

 この曲のようなスピード感を体感できず、

 がっかりしました。

 この曲のような速度で走っていたら、

 もっとかっこよく感じたことでしょう・・・

 一緒に行った同級生の男子たちは、

 その外観を見て、

 はしゃいで写真を撮っていましたが、

 外観だけで、はしゃぐことのできる男子って、

 幸せですね。

 やっぱり、

 この曲のようなスピードで走ってほしかった・・・

 私でした。


もしよかったら、聴いてみてください。(^_^)


↓ ローラン・マルタンのピアノ演奏で(楽譜映像つき)
   CMつきです。
Alkan's "Le Chemin de Fer" (audio + sheet music)

↓ イディル・ビレットのピアノ演奏で
Alkan: Le Chemin de Fer (The Railroad) - Idil Biret

↓ こちらは、自動演奏ピアノでしょうか?
   この鍵盤の動きを見ると、
   疾走する蒸気機関車の躍動感のある動きが
   目に浮かぶかも?
Alkan - Le Chemin de Fer


↓ ローラン・マルタンと
   ベルナール・リンガイセンの演奏のCD
   この曲は、ローラン・マルタンの演奏になります。

アルカン:鉄道(ピアノ作品集)/前奏曲集/練習曲集/スケッチ集



↓ ローラン・マルタンのMP3

Le chemin de fer, Op. 27



* この曲のピアノの楽譜は、 こちら になります。



アルカン 『短調による12の練習曲』 より 「イソップの饗宴(Le festin d'Ésope)」

こんにちは。

先日紹介したアルカンの曲をもう一曲紹介してみますね。



シャルル=ヴァランタン・アルカン の

 『 短調による12の練習曲
   (Douze études dans tous les tons mineurs) 』

                  作品39 の 第12番目

      「 イソップの饗宴(Le festin d'Ésope)」




私は、イソップと聞くと、

有名なイソップ童話を思い浮かべます・・・

子どものころ、また、子どもがまだ小さいとき、

イソップ童話をいくつか読みました。

 (数多くあるお話の中の有名なお話だけですが・・・)


イソップ童話って、面白いですよね。

人間のどういった性格を持っているのかを、

それぞれの動物に、象徴させるようにすることで、

子どもでもわかりやすく、受け入れやすくできていて、

いろいろとお話することができます。

あえて、人間としないことで、

人間の持つさまざまな面を客観的に見せて、

お話を作っているのですから・・・

(もちろん、動物以外のお話もありますが…)


そうして、お話の動物のやりとりを通して、

子どもに教えさとすことができるのです。


人間って、

嫌なところも、悪いところもある・・・

どちらかというと、

好かれる面、いい面よりも、多いかもしれません。

そんなイソップ童話に出てくる主人公たち・・・

あるテーマに対しての反応もさまざまかもしれません。


この「イソップの饗宴」は、

主題のメロディーをいくつもの変奏させています。

面白おかしくも聴こえたり、

堂々とした感じにも聴こえたり、

賑やかにも、騒がしくも聴こえたり・・・


人間というのを客観的に見ると、

そんな音になってしまうのでしょうか?

心が人を受け入れられる態勢でいるときは、

それほど気にしなくていいかもしれませんが、

許容できる器が小さくなってしまうと、

相手のマイナスなとてもささいな面が

大きく見えてきます。

私自身、(小さいときからですけど、)

ものすごく冷静に、

他人を見てしまうところがあるので、

なんとなく、この曲が

そういった目で

さまざまな人を見て感じた人間像を

音にしたもののように聴こえてきます。


次々といろんな性格の人が出てくる・・・


そんないろんな人たちの饗宴?

宴会ともなれば、

人は、普段とはまた一味違った感じになりますが、

そのくらい、人を滑稽に見たかのような音に感じられます。

「イソップの饗宴」を

冷静に、客観的に見たときに感じた

さまざまな人間の饗宴と言っていいのかは、

わかりませんが・・・?

 (何度も書いていますが、私独自の感想です。)


もし、そうだとするならば、

この作曲家の「人を見る目」は、

かなりシビアなものだったのでしょうね。

こういうタイプは、

愛想よく、人あたりよく、つき合うことができるものの、

その反動で、

あとで、ドッと疲れを感じてしまうかもしれません。

人の裏の面がはっきりと見えてしまうだけに、

相手に合わせることができるので、

とてもしんどいのです。

だんだんと、時間がたつにつれ、疲れてくる。

でも、

表には、それを出しませんか?

言葉にしないと、誰も気づかないかもしれません・・・

そんな風に日々暮らしている人、

意外と、いたりして?

私もそうかもしれませんね。(・_・;)


・・・だからでしょうか?


私は、この曲をとても興味深く思っています。

弾きこなす技術があれば、いいですねえ・・・

残念ながら、

この超絶技巧曲を弾きこなすことは、できません。

(少しでも体調がよくなっていくといいなあ…)


もしよかったら、聴いてみてください。


↓ イゴール・ロマの演奏で
Alkan - Le festin d'Ésope (Igor Roma)

↓ マルク=アンドレ・アムランの演奏で
   (アムランの超絶技巧が楽しめる演奏です。)
Hamelin in Stockholm - Alkan - Le Festin D'Esope, Op 39 No 12 9/14

↓ ジャック・ギボンズの演奏で
Alkan Le Festin d'Esope (Jack Gibbons)

↓ ロナルド・スミスの演奏で
Charles Valentin Alkan - Le festin d'esope Op.39 No.12 - RONALD SMITH

↓ レイモンド・レーヴェンタールの演奏で
Raymond Lewenthal plays Alkan "Le Festin d'Esope"


↓ イゴール・ロマのMP3

Le Festin d'・・sope: ・・tude op.39 no.12 - Saltarelle



↓ マルク=アンドレ・アムランのCD
  (10曲目になります。)

Alkan: Grande Sonate; Sonatine; Le festin d'Esope



この曲の楽譜は、 こちら になります。



アルカン 48のモチーフ集 エスキス より 「幻影( La vision )」

こんにちは。

今日もかなり疲れ気味なので、

ホッとし、安らぎを感じてくる曲をとりあげますね。


シャルル=ヴァランタン・アルカン の

 『48のモチーフ集

    エスキス(Esquisses–48 motifs)』より 第1番

                  「幻影( La vision )」



エスキス(48のモティーフ)は、

以下のように構成されています。

 1 幻影 La Vision
 2 スタッカーティシモ Le Staccatissimo
 3 レガーティシモ Le Legatissimo
 4 鐘 Les Cloches
 5 入信者 Les Inities
 6 小フーガ Fuguette
 7 戦慄 Le Frisson
 8 偽りの無邪気さ Pseudo-Naivete
 9 ないしょ話 Confidence
 10 叱責 Increpatio
 11 嘆息 Les Soupirs
 12 小舟歌 Barcarollette
 13 追憶 Ressouvenir
 14 小二重奏曲 Duettino
 15 古い様式の協奏曲のトゥッティ
    Tutti de Concerto dans le genre ancien
 16 幻想曲 Fantaisie
 17 三声の小さな前奏曲 Petit Prelude a 3
 18 小リート Liedchen
 19 恩寵  Graces
 20 村の小さな行進曲 Petite Marche Villageoise
 21 死にゆく者達が貴殿に挨拶を Morituri te salutant
 22 無垢 Innocenza
 23 木靴の男 L'Homme aux Sabot
 24 コントルダンス Contredanse
 25 追跡 La Poursuite
 26 古い様式の小さな歌 Petit Air
 27 リゴードン Rigaudon
 28 強情 Inflexibilite
 29 熱狂 Delire
 30 悲しき小さな歌 Petit Air Dolent
 31 四重奏の冒頭 Debut de Quatuor
 32 小メヌエット Minuettino
 33 「ねんねしな」 Fais Dodo
 34 私は衆愚を嫌い、彼らを遠ざける/静粛に!
   Odi profanum vulgus et arceo
 35 軍楽 Musique Militaire
 36 小トッカータ Toccatina
 37 小さな小さなスケルツォ Scherzettino
 38 「あなたに天の恵みのありますように」 Les Bons Souhaits
 39 ヘラクレイトスとデモクリトス Heraclite et Democrite
 40 「待ってても行かないよ」 Attendez - moi sous l'orme
 41 異名同音 Les Enharmoniques
 42 五声の小さな歌 Petit Air
 43 小夜想曲ー魅惑 Notturnino - Innamorato
 44 有頂天 Transports
 45 小悪魔たち Les Diablotins
 46 初めてのラブレター Le Premier Billet Doux
 47 小スケルツォ Scherzetto
 48 夢の中で En Songe
 49 神を讃えん Laus Deo

 幻影( La vision )は、第1曲目になります。


アルカンは、

ショパンやリストらと同時期のフランスの作曲家です。

あまり知られていないでしょうか・・・?

この曲は、

今のヒーリング音楽にも通ずるものがあって、

夜、一人で聴いていると、

ゆったりとしたリズムがいいのか、

だんだんと眠くなってきます。

子守歌のような感じといったら、いいでしょうか?

癒し効果があるような感じがします。

音に、どこか憂いがあるけれど、

それがちょうど心地よい感じでもあります。


かつて抱いていた幸せな感情を

ずっと、どこかに忘れて生きてきて、

それをふと思い出し、

追い求めようとするものの、

それが、

また消えてなくなってしまうような儚さを感じてしまう。


それは、生きていく上で、

とても寂しいのですけど、

人って、

そんな風に生きているのかもしれない・・・


人生って、そんなものだ、


・・・なんてね、

悟って、そして、

また、これまでと同じように生きていく・・・


人は、

いつまでも、いつまでも、

幸せで、満たされた思いで暮らしているわけではない。


幸せ。

それは、いつも一瞬一瞬の中にあり、

とても短い時間なのかもしれないです。

それを感じられている間は、とても幸せで、

それを大切に思い、生きていこうとするのですけど、

人は忙しさの中で、

いつのまにか、そのことを忘れてしまいがち・・・

この曲は、そんなことを

漠然と思い出させてくれるような感じがあります。


年を重ねれば重ねるほど、

もう仕方がないと、感じてしまうでしょうか?

この曲の音には、

希望にあふれるような若さが感じられないのですよね・・・

そんな寂しさが、この曲にはありますか?


どうも、この曲を作ったアルカンは、

今の私より少し年が上なだけで、

年老いていたわけではないようなのですけど、

なぜか、

人との距離を感じます。

そんな寂しさが、この曲にはありますか?


それが、

今の私に共通する点かもしれないです。

この曲は、

そんな私をそっと慰めるように

語りかけてくるような音で、

隙間のある心を癒してくれるのでしょう。

たぶん・・・、

お若い方ではないほうが、癒しになる曲ではないかと

思います。


もしよかったら。聴いてみてください。


↓ ローラン・マルタンの演奏で
  (こちらは、エスキス全曲。この曲は第1曲目になります。)
Alkan - Esquisses, Op. 63 - Laurent Martin

↓ 森下 唯さんの演奏で
Alkan/Esuquisses, 48 Motifs,1.La Vision ,Op.63/pf:Yui Morishita


↓ スティーヴン・オズボーンのCD

Esquisses Op 63



↓ ローラン・マルタンのCD、MP3(1曲目になります。)

Esquisses Op. 63



この曲集『エスキス』の楽譜は、 こちら になります。



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