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ヴェチェイ 「悲しいワルツ(Valse Triste)」

おはようございます。


今、過去の記事の整理をしています。

カテゴリにいれていながら、

いまだ紹介していない作曲家があったと気づきました。

今日は、そんな作曲家の1曲を紹介してみます。


フランツ・フォン・ヴェチェイ の 「悲しいワルツ(Valse Triste)」


去年末、

なんとなく、憂鬱で暗い気分であったものだから、

こんな曲を聴いて、

その気分にどっぷりとつかるような感じでいました。


さて、この曲は、

ヴァイオリンの曲ですが、

ジョルジェ・シフラがピアノ用に編曲したものがあります。


ヴァイオリンの音色は、とても哀愁を感じさせてくれます。

楽しかった思い出を振り返りつつ、

声をあげて嘆き、寂しさを訴えているような感じがします。

今、一人でいる・・・

かつてが、幸せであったからこそ、今、とても悲しい。

そんな感じがしてきます。


ピアノのほうは、

リストが編曲したような技巧を凝らした曲で、

キラキラッとした華やかさを感じさせてくれるのですけど、

(それがワルツの華やかさであるのかな? 

 かつてのいい思い出を表しているのかもしれない。)

それがなお、かえって、悲しさを増してくれるような感じがあるのです。

最初はとてもゆったりと落ち着いているのですけど、

感情の揺れというのが、少しずつ出てきて、

徐々に、そして、一気にわあ~っと高まって、

感情を激しく出していくのですけど、

でも、それもね、

最後はあきらめなのか、

すべての終わりを受け入れ、悟ったのか、

とても静かに終わります。

それが、とっても悲しいのですよ。

泣けてきます。


ワルツって、本来は、明るく楽しいもの・・・

幸せを感じさせてくれるような踊りなのに、

嘆きを感じさせるものなのですねえ・・・

このリズムが、かえって、悲しみを増してくれるのでしょうか?


ヴァイオリンの音色もピアノの編曲版も、

どちらもいいなあと思える曲です。


もしよかったら、聴いてみてください。



↓ こちらは、原曲。
   アルテュール・グリュミオーのヴァイオリン演奏で 
Arthur Grumiaux - Vecsey - Valse Triste

↓ ヴェテェイの自演かもしれない・・・ヴァイオリン演奏で
Franz von Vecsey - Valse Triste (Vecsey)

↓ ジョルジュ・シフラ編曲をシフラの演奏で(CMつき)
Vecsey-Cziffra: Valse triste

↓ ジョルジュ・シフラ編曲で(楽譜が見られます。CMつき)
Cziffra's "Valse Triste" Transcription Audio + Sheet Music


↓ アルテュール・グリュミオーのMP3(ディスク1枚目22曲目)

Favourite Violin Encores (2 CDs)




↓ ジョルジュ・シフラのMP3(ディスク2枚目の1曲目)

The Early Columbia Records






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